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周囲のざわめき

「いやいや・・確かに彫像的なもんは豪華で立派に見えるかも知れませんきんど、殆どは金型でやりますきんね。最近、大嶺金属㈱ちゅうアルミサッシの会社が特許を取って、ビルの壁を作っとります。そこに依頼したら、こう言うもんが出来る訳ですわ」


 沢木も、勿論青木に助言している。


「はは、お前達二人がタッグを組んで来たら、わしも受けざるを得んわ。たまげた。わしが思う以上の本社工場になる」


 ずばり、甲斐田の存念を見抜いていた、青木と言う男の正しく物を見る力。それは一重に甲斐田に心酔し、惚れて来た人物だからこそ理解出来たKS食研㈱のデザインだった。


「よっしゃ、青木。5年やるきん、お前んとこに100パーセント施工を頼むわ」

「えっ!あ、有難う御座います!甲斐田社長!」


 青木が、大きな声で立ち上がった。

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