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孤高の気質
「止めて!止めてつか。うち、そななんかまわん。ヒデ君御免。ヤマチューさん、御免ね、うちの為に気い使うてくれて言うてくれとんじゃきんど」
「何言うとんじゃ、由香里ちゃんが謝る事無い。あ・・わしこそ、悪かったの。済まん」
ヤマチューは曇った表情の由香里の顔に、すぐ言葉を付け足したのだった。
大道は、何も言う事が出来なかった。少し罰が悪いなと石川は横を向いたままだった。
短い時間大道の家に滞在しただけで、由香里は先に戻って行く。
「ただいま・・」
少し元気の無い由香里の様子に、八重子が気になり聞くが、
「何ちゃない」
答えるのみ。
次の日ヒデが訪れた。
由香里に会うなり、
「由香里・・済まんかったの、気まずい思いさせて」
由香里は少しむっとした表情で、




