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周囲のざわめき
磯川が、先ほどの図案を再び示し続ける。
「これ、静寂の杜一角及び、近くの山林を買収し、磯川総合病院が建立する施設です」
「ありゃ・・先の村会の議長は、わしの所に売れんと見て他の不動産の所へ?それは、そやきんど余りにも強引で、突然な事とは思いませんかいね。又、静寂の杜一角とは、わしに全く打診も無かった事ですが?磯川先生・・最初見た瞬間に、わしは、もしやとは思っては居ったんじゃきんどね?これは、前の香月博士と来られた際の話と繋がって来る訳ですかいね?」
少し、上目に磯川を見る沢木。そこに磯川総合病院の営利が動いているとしたら、幾ら親しい間柄とは言え、拒絶もあり得るぞと言う一面を彼は見せたのである。しかし、静かな口調で磯川は、




