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周囲のざわめき
一がバイクを見て、
「又かいな・・ここんとこ10件立て続けじゃあ」
そこでヒデ君が言う。
「イチさん、怒らんでつかよ?このパンク、遠藤が白城出て行った直後に起こったんよ」
「何・・」
一の顔色が瞬間に変化する。
「そやきん、怒らんでつか言うたろ?疑いた無いきんど、えっちゃんのバイクも遠藤が来た日じゃった。ほんで、わしが聞く限り、遠藤が良う行くパチンコ屋でパンクが多発しとる。偶然にしたら余りにも多過ぎるきんな。わし、色んな者に聞いとんのよ。アイツは常にジャックナイフ持ち歩きよるし」
「そら、犯人を遠藤に決めつけたような言い方じゃの。ヒデ、確信の無い事は言うたらいかんど。ほんで、周囲からそう言う話が聞こえて来たら、もし間違いじゃったら、えらい事になるんじゃきん、ええの?黙っとれよ、今の事は」




