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周囲のざわめき
八重子が店外に出て行くと、やっぱり何者かがえっちゃんのバイクの後タイヤを切り裂いていた。
そこへ現れたのが一だった。
「どなんしたんな?」
「あ、一さん・・これ見てつか。えっちゃんのバイク・・」
「お・・こりゃあ、どこの馬鹿ぞ・・こなん事すんわ。えっちゃん、今からわしの車にスクーター積むきん、店まで乗せて行っちゃるわ。泣かんでええ。わしがちゃんと直しちゃるきん」
一の車で、えっちゃんは、一緒にバイクを乗せて貰い帰って行った。
夕方になると、洋司が戻って来る。明日の準備と、店の片付けもこなしながら、客の入りを確かめる。この時間には尚子さんも居ない。夕方の様子を八重子から聞いた洋司だったが・・
「ほなん事が・・そういや最近自転車とか、車とかナイフでパンクさせられた言う話が隣町で聞こえて来たきんど、まさか白昼うちで起こるとはのう」




