2018/3046
伸びる若芽
「おいおい・・」
少し洋司の表情が硬くなる。
「済みません、きんど、ほんま由香里ちゃん、わし好きだったんですわ、親父さんの前で告白しときます。ほんでも・・今は、奈津美の居らん生活なんか考えられん。わし・・寺飛び出すかも知れんです」
「こりゃ・・ここで出来る話と違うて来たのう」
洋司の顔が困惑している。
「まあ、ほんでもわしは、住職の息子やきん、仏教大学へ入れられて、修行に本寺で3年やって来たんで、今更どなんあがいても、全くこの道と違う生き方は出来そうに無いですわ。ほやきんど、住職と同じ道は、歩みとうは無い。もっとグローバルな視点に宗教ちゅうんは目を向ける時代にあると思うとんですわ」




