2012/3046
伸びる若芽
「・・はあ・・ほやきんど、やっとオープンして3週間も経たんのですよ?今は・・」
「心配すな。何とか様になって来たわ。パートさんとちょびっと、藍川牧場から応援の要請するきんの」
沢木の心遣いは痛い程分かる。だが・・洋司には頷ける事では無かった。
八重子が心配で心配で胸が張り裂けそうになりながら、由香里はじっと診察室を凝視している。
やがて、先生が出て来た。
「先生!」
3人が心配そうに近寄ると、
「まあ・・心配無いでしょう・・ほやきんど、39度も熱あったら無理したらいかんわ。奥さん大事にせにゃな」
ぽんと洋司の肩を叩いた先生に、少し緊張が取れた。




