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孤高の気質
この変化は当日沢木に報告された。
「ほうか・・ほれなら、明日はエリアの中心に餌箱を鳩の正面に向けて置いて見い」
由香里が翌朝実行すると、両鳩は並んで全く争いもせず、餌を食べ始めた。何かが、変わったのだ。
次の日の朝も状況に変化は無かった。
その次の朝、早朝に沢木が訪ねて来て驚く、洋司、八重子だった。由香里は未だ寝ている時間帯だったからだ。
「お早う・・御座います。じゅんさん」
「済まんな、よおちゃん、八重ちゃん。わし、今から又高知に戻らないかんのじゃ。9時から仕事が入っとる。ちょっと上がらせて貰うど」
沢木は2階に上がり、じっと鳩舎を見つめていた。
「ふうん・・こないだとはちょっと雰囲気変わったの。ほな、ちょっとやって見るわ」




