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伸びる若芽
「のう・・西条君。由香里ちゃんもお年頃。そろそろ、そっちの話もなあ」
「ほうですよねえ・・ほやきんど、おいさん。由香里ちゃんの視線の先は、今この辺には無いんと違いますかいね。同じ娘を持つ親として、わしにはそう思えるきんど」
頷きながら松本。
「ほんに・・入っていけんもんがあるきん、確かに何人かはその気はある見たいじゃきんど、ちょっと距離差を感じるわのう・・特にヤマチューは」
にやっとしながら、西条が、
「ありゃあ、ぐーんと大きいなった。いずれこの燧灘競翔連合会を、とりと一緒に背負う人間よね。ヤマチューが由香里ちゃんを好きなんは知っとるきんど、あいつも今は恋愛云々を言う状況では無い見たいじゃね」
「じゅんとこで・・良かったのう。あいつに任せてほんまに良かった・・」
松本は眼を細めた。




