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孤高の気質

 茶を運んで来た八重子も、由香里と一緒に笑った。


「へ・・どうせ、中途半端の競翔家じゃわいや。そやきんど、えらいガイな鳩よのう。で?何でここに2羽入れとんぞ?」


 由香里が、すかさず、


「番にする為じゃ」

「へ?番じゃと?気い確かか?これ雄同士やろがい」


 それ以上の説明は由香里もしなかった。現状を見ても、到底納得は出来ない状況でもあった。

 3日経った。由香里は、一切松風号が餌を食べれない状況を、必死の形相で沢木に説明している。明日にでも餌をやる、可哀想じゃと、沢木に言っている。

 しかし、沢木は、


「明日の朝、青菜だけ松風号にやって見い」


 由香里はその通り、翌朝実行した。白虎号が、松風号のエリアに入る。その時、これまでと違う変化が起こった。

 バシイッ!松風号の翼が、白虎号を跳ね飛ばしたのだ。白虎号の眼に一瞬怯えのようなものが走った。松風号は与えられた青菜を独占したのであった。

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