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伸びる若芽

 この秋、佐々木鳩舎の参加レースは最終700キロレースに参加させる2羽に絞られていた。

 佐々木鳩舎は、既に由香里が中心になり、管理されつつあった。洋司が事業に進出する以上、これからは、由香里に再び競翔管理が移って行く。

 空を見上げながら、この日、由香里は不思議な感覚の中に包まれていた。

 空は快晴。しかし、西の方向の空は、本来雲一つ無い紺碧の姿を見せる海上であるのに、もやが掛かっている。東の空には太陽の光が降り注いでいる。その中に、鳩の姿がパノラマのように現われては消えて行く。実際の空には、舎外に出した自鳩舎の鳩達が天空高く舞い上がっているのにである。

 やがて、その鳩達の姿が大きく鮮明に映って行く。


「あ・・」


 短く声を上げた由香里。

 苦しそうにもがくその姿を西の空に見た。1羽の鳩は、閃竜号だった。

 闇の中に自分の位置を見失い、もがく姿が克明に見えた。それは、閃竜号が辿る運命だと言うのか、一方輝竜号は陽光の中に居た。雄々しく羽ばたくその姿は、自信に溢れ、揺るぎ無いものに見えた。

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