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伸びる若芽
秋山が、
「カトちゃん、わし失礼な言い方じゃきんど、お前は次点クラスに見とったわ。完全に長距離系の一群育てて来たのう・・シオン系・・ここまで管理出来とる鳩舎は、燧灘競翔連合会に他には見当たらんわ」
西条も同じ見方だった。
「伊達に、古うから日本に輸入され、長い事生き残って来た血統で無いわ。重みが違う。スピードあり、粘りあり、何ちゅうても管理が全然違うわ」
ヤマチューも加藤の側に来た。
「ああ・・わし、カトちゃんに、この世界ではずっと置いてかれとるわ。わしもかなり自信がついて来たとこなんじゃきんどのう」
その言葉に加藤が、
「そなん事無いじゃろ?ヤマチュー、そやって川滝系は春しか居らんじゃろがな、秋は旧血統なんじゃきん。スピードより粘り型よな、今連れて来た鳩は」




