1952/3046
伸びる若芽
「いやいや・・その情報は要らんきん。おいやん、民生委員ちゃ3年の任期だったわな。もう終わったんじゃろ?任期」
「あ、おう。今は前に農協に勤めとった春日言う者がやんじょる」
沢木が何で民生委員の事を知りたいのかは明らかにしていない以上、松本も何で聞くのかを問う事もしない。又その春日に用事がある訳でも無いだろうと松本は思った。
「ところで、お前、凄い張り込んだらしいの、決算賞与」
「はは・・とり君が言うたんかいな」
「おう。あいつの八百屋で売る利益の数か月分の大金じゃ言よったど、お前んとこは勢いがええのう、はは」
「出すべきは出す。どうせ、税金で取られるんなら、分配した方がええきんな。まあ、それはさておいても、おいやん、この農地どなんすんな?未だ若いきん、10年やそこらは管理出来るじゃろきんど、ここらは、工場廃水やら何やらで余りええ水来んやろがな」




