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伸びる若芽

 酔いも半分醒めた。手にした大金をどう生かそう、散財しようが個人の勝手。しかし、それは頑張って来た皆への還元でもあり、又どう生かして行くのかを同時に問われている。

 互いの顔が引き締まった。

 由香里が白城に戻ると、ヤマチューが殆ど店仕舞の喫茶店内に居た。洋司と話合っていたようだ。

 由香里は小声でヤマチューに決算賞与の事を話した、ヤマチューは即座に、


「飴と鞭・・普通はそう言うわな、由香里ちゃん、ほやきんどオーナーはこう言うんよ。無知と雨・・人生死ぬまで向上心を持たんといかん。そこで満足して自分を納得させたらあかん。知るべきは学び、決して甘う無い社会の冷たい雨を浴びんように、自分達はどう何時も対処と方策を胸に秘めるか・・それが、この沢木グループの社是じゃあとなあ。びっくりするような決算賞与じゃったろ?ほやきんど、頑張らん者には1銭も無い。それが、沢木グループの飴と鞭じゃ。鞭と飴とオーナーはひっくり返して言うきんどの」

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