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孤高の気質
「あ・・じゅんおっちゃん」
由香里が説明をする。しかし、沢木の表情は曇ったままであった。
「由香里ちゃんよ・・ちいと荒療治するで。見とう無かったら、ここに居り」
「え・・いやじゃ。何するん?じゅんおっちゃん、うちも見る」
その言葉に沢木が、
「ほうか・・ほなやるで。松風号が違う一面を見せるかも知れんきんど、びっくりすなよ」
「え・・?」
荒療治とは・・それは一体?不安顔で沢木と一緒に2階へ上がった由香里だったが・・
沢木は鳩舎を一瞥するなり、言った。
「ありゃりゃ・・由香里ちゃん。松風号に餌やったんか?あっちゃあ・・それやったら、今わしがやろうとした事の意味無いわ。そら・・あかんで」
「ええっ・・!そなん言うたって、餌やらな松風号倒れてしまうやんかあ・・」
由香里が反論する。が、沢木は、




