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伸びる若芽

「ほほう・・」


 沢木は、感心したように呟いた。


「米・・粒が立っとる。握り加減も絶妙じゃし、ええ米じゃあ・・」


 とりは黙っているが、少し嬉しそうな表情だった。


「どれ・・一口・・ほう、これはプロの味じゃ。うん、わしは、間違い無いとは思うとった。ほやきんど、これはよおちゃんの勤勉さと研究熱心さに尽きる。これなら大丈夫。確信した。とり君、正直感想聞かせてくれや。今までの握りとどなん違う?」

「はい。まず、米は前も美味かったきんど、今度の握りは、何ちゅうんじゃろ・・塩加減と言い、握り方と言い、炊き方と言い。昔ばあちゃんが炊きよった米に似とんですわ。懐かしい味すんです。済んません。わし、毎日、このお握り楽しみにしとったきん、さっき咄嗟に・・」

「はは、ええ、ええ。充分じゃ。今の答え聞いて、わしは、昼から早速役場と交渉して来るきん」


 残りの握り飯をとりに戻すと、沢木はすぐ出かけて行った。

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