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伸びる若芽
「いや、知りませんきんどね。洋司さんが、色々この地区の人口、年齢層、子供の数とか色々田村さんに聞きよったんと、あれでしょ・・漬物も地の物使うし、わしのどか弁、毎日由香里ちゃんが持って来てくれよるんじゃきんど、めちゃ美味いんですわ。おにぎりが凄い凝っとって」
沢木が笑う。
「はは・・ほな、その弁当見せてくれや。わしも興味出て来た。とり君の今日の昼飯は、わしの分やるきん、堪えてくれや。の?」
「えーーっ・・」
少し不満そうなとりの顔に、栄子がぷっと噴き出した。沢木は苦笑いしながら、
「はは・・えーーっちゅう位美味い訳じゃの?分かった、分かった。その代わり、今日は道の駅メンバーで晩に食事会せんか、それならどうじゃ?」
「はい!分かりました!」
「はは・・しょうの無い奴じゃ、はははは」




