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伸びる若芽
道の駅売り場の方はまだまだ忙しい様子。
沢木が、あの娘達は、後からの・・
と言いながら、とりが入って来た時に、ちょうど霧島栄子さんと休憩に入ろうかと言うタイミングだった。
「はは、静寂の杜どころで無いのう。どこかの自治体では、同じような道の駅事業を手掛け出したわ。まあ、それは構わんきんど、住民を置いてけぼりで、役場の人間本位ちゅう計画はやって欲しいないわのう」
「その通りですわ。沢木さんの道の駅には、細かい点まで網羅したコンセプトがあります。どこにも真似出来ないから、こう言う盛況振りだと思うんです」
斜めならず、栄子が言うと、とりも大きく頷いた。沢木が、
「あのな、言うとらんかったきんど、例の軽食コーナー、江戸時代の茶店風にしてやろか思いよんよ。ほんでな、特製の鉄竈と、竈用意しょ思うとんよ。急いでな」
「へえ・・とうとうですかいね。確かにそれが出きれば、折角のこの施設。もっともっと活用して貰えると思いますわ」
とりが眼を輝かせた。




