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伸びる若芽

 美香と由香里が、上機嫌の沢木と霧島を遠めに見ながら、こちらも談笑。とりが、忙しく市の野菜を並べているが、この所の盛況振りは、凄いものだった。


「さあ・・戦場になるで、由香里、気合入れて行こ!」

「了解!」


 二人が立ち上がった。由香里も最近は売り子として美香と一緒に立っている。その位盛況で忙しいと言う事だ。

 沢木も駅長室に入って来た。この日の予定は聞いていないが、この分だとこの日はここで腰を落ち着けるのに違い無い。経理の霧島栄子と話しながら、市の方にも顔を出す。大きな声でとりが威勢良く野菜を売り捌いている。このテンションがあればこそ、市は盛況を呈している。とりの存在は非常に大きなものであった。

 一段落すると、沢木がとりに、


「駅長室で一服せんか、とり君」

「あ、はい。ほな、ちょびっとこの辺片付けたらすぐ行きますきん」


 頷きながら沢木。

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