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伸びる若芽

 洋司の話に戻るが、沢木は敢えて、洋司が自分に提案して来るのを待っていたのかも知れない。それは話から想像しても、彼程の人物が、道の駅の軽食コーナーの事を後回しに考えたり、雇用創出を考えていない筈が無い。敢えて、そのコーナーを開けて待っていたのでは無いかと思われる。

 次の朝、道の駅では、上機嫌で霧島と沢木が話している。どうやら訪れた岡山県の鉱物産地で稀少鉱物を幾つか発見したかも知れないとの事だった。


「やっと機材が揃いましてね。それまで記載されていた鉱物もかなりグループ編成が変わり、成分分析の限度もあって出来なかった微少成分が判別出きるようになり、鉱物種がかなり増えそうですよ」

「はは・・わしも見た目だけのこれまで鉱物鑑定だけじゃったきんど、やはり専門家の鉱物鑑定は全然違いますな、霧島先生には到底・・」

「何を言われます。沢木さん程の鉱物鑑定家は、大学で専門に鉱物研究をされている方でも滅多に居られません。即答ですからね。こんな鉱物鑑定家はそれこそ稀少ですよ、ははは」


 はははは・・

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