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伸びる若芽
洋司が戻って来て、由香里に開函集計の報告したのは、加藤鳩舎のワンツーであった。それも予測した鳩の2羽が・・若い子を中心に、沢木の科学的根拠を、もしかして上回るかも知れない由香里の能力に話題が振られようとしたその瞬間、ヤマチューがそれを制した。
「騒いだらいかん、由香里ちゃんの能力は、わし等が見守りこそすれ、大騒ぎしたらいかん」
それは、若い子が納得し、それ以上騒がれる事は無く、とりがヤマチューの肩を軽く叩いた。
「有難とな、ヤマチュー」
「いや、ほなん事、当り前じゃきんな」
こうした中で、カトちゃんは、沢木の予想したように強豪と言える成長を見せて来た。
「血統も大事じゃきんど、飼育者、管理者の手腕に影響されるのが大きい・・」
沢木はこう言っている。加藤は必要な全てを競翔家として持っている。




