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伸びる若芽
「はは・・そりゃ、計算上ではの・・実際距離は、500キロなら580キロも600キロもあると考えたら、分速は1700メートル出とる事になる。今日の天気では、そななええとまでは・・」
そんな会話途中で、鳩があっと言う間に薄雲の間から姿を見せた。
「え・・おう!鳩じゃ、かなりの数居る、おお・」
洋司が興奮する中、瞬く間に2羽が戻り打刻・・思わぬ混戦模様の500キロレースだと感じた。
「こりゃあ、凄いハイレベルの争いじゃあ・・」
洋司が言うと、由香里が、
「ううん、もっと早い子が、多分、何羽か居る。この帰舎したんは第2集団。ほなん離れとる訳では無い見たいなきんど、この子等が一生懸命後を追って行く感じが見えた」
「ほう・・このハイレベルな帰舎で、更に早い鳩が何羽も・・?」
結果は、この晩明らかになる。




