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伸びる若芽

 実は、幾ら完璧な手術だったとは言え、由香里は100パーセント以前の姿を取り戻した訳では無い。出来る事と出来ない事がある。歩行も普通に、少し将来走る事も出来るだろう。しかし、中腰での作業や、前屈みのままで、低い姿勢を長く保つ事は難しい。脊髄の損傷で、ここまで回復したのは、香月博士のクローン分野開発の起こした奇跡的なものだ。それ以上は望んではならない部分だったからである。だが、由香里は、それを不可能とは考えて居ないのだった。

 由香里が2階に上がったのを見届けると、隣の八重子に、


「のう・・由香里は、全部自分が出来ると思うとる方がえんかのう」


 八重子は明確に、


「ほうよ、よおちゃん、前向いとる子を後向きにする親がどこにあるぞね。うちは、由香里が全部出来るようになると信じとる。ほやって、ここまで・・」


 言いかけた八重子に、


「分かった・・確かにそうじゃわの。あの子は奇跡を何遍も起こしとんじゃきん、信じる」

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