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伸びる若芽
すぐ、ゴム輪作業が始まり、それは前屈姿勢が出来ない由香里には少し未だ無理で、時計のセットをして、閉函をとりに頼んで帰って行く。
由香里の後姿を見送りながら、松本が、
「カトちゃんの2羽を称賛したてかい、由香里ちゃんが・・ふうん・・」
ヤマチューから聞くと、少し顎を擦った。
由香里が戻ると、父洋司が、
「お、早かったの、由香里」
「うん、手伝いたいんはやまやまやきんど、ゴム輪は・・」
「・おう。出来る事したらえんよ、の?」
「うん・・その内出来ると思う」
洋司が、少し頷きながらも複雑そうな表情になる。




