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伸びる若芽

「ほうじゃ。美香と付き合うとんのは知っとる。ほやきんど、姓が変わろうと、わしは美香と血の繋がったほんまの兄じゃきん、その立場でもの言わせて貰うわ」

「何・・かいね。わし・・なんぼ美香のあんたが兄ちゃんじゃ言うても、礼儀知らん、上からもの言う人にまともに答えた無いきんな、それだけ先に言うときますわ。どうせ、今の態度じゃったら、わし等の付き合いなんぞ認めんでも言うんじゃろきんな」


 イクちゃんが、きっとなって言葉を返すと、少し言葉とトーンが変わった。


「わしは、誠一言うんよ。確かに今花田君が言うたように、佐伯家では二人の交際なんぞ認めとらん。ほやきんど、前島美香になった妹の事まで干渉出来んし、する気も無い。花田君、ちょびっと君を試させて貰うた。失礼は重々承知しとるきんど、乱暴な言い方したのは謝るわ」

「あ・・ほなん・・態度急変されたら、わし・どなん答えたら・・」


 誠一は、佐伯家における妹の立場、継母との関係。父との関係・・この時色々喋った。

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