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陽射し

「うん」


 京西は、この勘の滅法強い沢木ににこりとしながら頷いた。


「つまり、由香里ちゃんの治療とは遺伝子治療・・ですか?」

「そうです・・その分野の最先端の研究をされてる方が香月博士です。由香里さんの場合は、その最先端治療を行う訳です。ですので、ご本人、周囲にはその事は口外なさらないように・・」

「・・分かりました・・でも、お二人の世界的権威ある博士が、その治療をして下さる事に深く感謝申し上げます」

「貴方の強い行動力と、そのお気持ちが全てを導いたんでしょう。だからこそ、我々も動いたんです。何よりも、彼女のどうせ使えない足なら、失っても良い、再び歩きたい、走りたい・・その強い気持ちがドンと胸に伝わりました。今の段階では最短で見ても、治療するには2年を要します。でも、必ず成功に導きますよ、沢木さん」


 これ以上に無い、京西の力強い言葉に、再びその手をぎゅっと握って、明るい表情で沢木は四国に戻って行った。

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