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日々

 そして400キロレースを迎えた。大聖寺と言う放鳩地は変更無し。やっと絶好の秋日和を迎えてどの顔も明るい。そして帰還率もここまで例年に無く良くて、それは大羽数放鳩が少なからず功を奏したと見るべきだと言う言葉に、洋司もそれは納得した。由香里は、この夜美香が久し振りに泊りに来ていて、近々異動になるかも知れないと言う話をしている。


「へえ・・そうなんな。ほんでも同じ道の駅敷地内じゃもんな。今まで通りそなん変わらんし」


 美香が言う。すっかりこの所は落ち着いた感じで、感情の起伏も小さくなった。何と言っても実母との二人暮しは心を平穏にさせていた。


「ほんでな?美香、ヤマチューさんちゃ、凄いデザインの才能あると思うんよ。今度異動になるんかなあ」

「あ・・ほれはどうじゃろ。ヤマチューさんは確かに石川専務も褒めとったきんど、オーナーが言うには実践をもっもっと積ませる言う方針らしいきん、出版社にはすぐは来んのと違う?」

「ほうな・・うちな、ヤマチューさんのあの暖かいデザイン凄いええと思うんよ。世の中に出てもおかし無い位才能あるし」

「きゃは・・そなん事言う由香里じゃって文才ある言う評判で無いな。うちこそ、何も無いもん」

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