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日々

「何時もためになる話有難う御座います。じゅんさんの言葉は一つ一つ重いですわ。ところで、浜田印刷所も相当受注量が増えた見たいで、秋から息子の崇文君が競翔参加しとりますわいね」


 少し沢木の顔が曇った。


「ほうよ・・ここをちょびっと改善せないかん。入れ替わり立ち代わり取引業者が日参して、浜やん仕事を晩にしよる。ここは、手入れんとのう・・」


 余りに急激な浜田印刷の成長は、沢木も少し予想外だったようだ。KS食研㈱の成長がその受注の大半であるが、増員をしても少し受注量に追いつかない現状で、それを外注に振る訳にもいかず、甲斐田とは相談の上で、少し他社に仕事が回っている。洋司は、浜田が松本に相談した事はやはり最終的に沢木に委ねる問題だと思った。それが既にこの表情で分かるように、沢木には既に何等かの動きを思い浮かべている事に少し安心した。鳩雑誌の刊行や、松本の自叙伝の話はしなかった。

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