日々
「ありがとな、よおちゃん、何時も心配してくれて。あのな、わしんとこは今事業拡大を続けよる。未だしばらくはこの調子じゃろ。確かに沢木インテリアデザインスタッフ時代から、リフォームの展開し、藍川牧場にも手を出し、道の駅事業を展開中で、その間石川デザイン事務所、浜田印刷と、ベンチャーを育てて来たわ。沢木グループ企業体と今は言われる成長もした。最初はわしも、人材を育てる事を主として色んな事に口を挟み、煩い程指示も出して来た。その中で、見込みある者に責任感を持たす、任せると言う大抜擢をやって来た。勿論最初は色んな戸惑いやら混乱もあったきんど、人間器を与えたら、自分自身と格闘しもってでも方向性が出て来るんよ。つまり個性ちゅうてもええ。わしは、その方向性が大きいに違うとらん限り何も言わん。そうする事によって伸びるもんは伸びるし、そこで止まるもんはそうなる。わしは、そこで初めて評価を下すんよ。向き不向きも勿論あるじゃろきんど、最後は人間のやる気じゃあ。最近やっとる事は、小ミーティングの機会を数多うに持つ事。大体そこでわしは自分の判断材料を決めて行く。あちこちとは動きよるきんど、そなん昔見たいに寝る間も無しに、休みも無しには働きよらんきんの、よおちゃん。ただ、今立ち上げたばっかりの出版社は、かなりぎゃあぎゃあやっとる。ほんでもそこで逃げる人間は追わんし、残る人間は、方向性の持った雑誌作りを目指すじゃろう。最初が肝心ちゅう言葉があるきんど、その出発点を間違えんかったら、自然と形は出来るんよ。法は無い。無いきんど形は絶対出来る筈じゃ。よおちゃんの喫茶店も個人事業主じゃきん、この所喫茶店に黒板でメニューを書いたり、手書きの小ちらし作ったりしよろがい?事業ちゅうんは、そこで足踏み出来んのよ。ほんで、一人がやったら絶対息の長い企業にならん。わしは、大分前とは違うて来た。最近は企画書を読んで指図するだけよ。ははは」




