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日々
沢木は、
「浜やん、人よ、これからは。会社の土台がしっかりしとりゃ人は集まり、自然と形が出きるんよ。浜やんはどんと構えとりゃええ・・丁度、ほな未だ体力的にはどうかと思うきんど、浜やん、会社の移設の話を進めんか。わしは、出来たら経営権は持ちとう無かったんよ。実際こなん急激に雑誌の反響が出るとは思うとらんかったし、KS食研㈱が、急成長して、どなんもこなんも仕事量的に自社で捌きれんようになって来たし、どうやら出版社も滑り出しが順調に行ったきんど、自己資金がちょびっと苦しいになって来た。そこでHZKに親会社になって貰うつもりが、桜井君は義理堅い男でのう、わしのグループの一員に浜田印刷を置き、その上でHZK関連企業とすると言う事になった。わしは、生まれて初めて銀行で借金をするわ」
浜田印刷所の年商が、10億円に迫る勢い。更に伸びるだろう。僅か2年で、購入機械代金を半済し、それは沢木とて予想も出来ない伸びだった。




