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日々
「ほなん言うたって、この200キロは重要じゃ言うんは皆知っとるし・・」
「ほうじゃが。ほなん思うなら、自分等はそれなりの飼育、訓練、今までやって来た筈じゃ。明日は天気は悪いかも知れん、ほんでも中止になるとか一言でも放鳩委員の方から話が出とるかや?」
「いや・・ほなん話は・」
「放鳩委員長は、北四国ブロックでもベテランで信頼出来る川口さんじゃ。わし等はな、自分を信じ、鳩を信じ、放鳩委員を信じて初めて競翔ちゅうシステムが出来上がるんじゃ。今聞きよったら、そなん自信が無いなら、中断したらええ。中断する言うんもそれなりの勇気と見極めが要るど?」
とりの言葉には説得力があった。若手数人は黙って頷いたのだった。
ヒデ君が、にやっとして、
「とりさん・・最近沢木さんの口調に似て来たなあ」
ははは・・ヤマチューもその声が聞こえていたのか、少し離れた所で笑った。当然沢木の影響を受けている。それは誰もがそうなのだから・・。




