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日々
興味津々の美香に、いたずらっぽい視線を向けながら、沢木がコップを差し出した。途端・・
「くああ、何これ・・うわ・気分悪・・めっちゃくちゃ苦い・・」
ははははは・・沢木が笑った。とりも霧島も田村も大笑い。人間関係とはこう言うものだろう。信頼があるからこそ、信用も勝ち得る。職場はこうあるべきなのだ。それが沢木の目指す経営哲学なら、やはり佐伯のような、ワンマン体質の経営哲学とは真っ向から対立するだろう。甲斐田は、沢木に近い経営哲学を持った経営者だ。だから話も合う。青木産業もそうである。現場の荒くれ男達を相手にする仕事は、厳しさも要る、激しい言葉も必要。しかし、そこには信頼が無くては、事故も起きる。そう言うものだと沢木は常に言っているのだ。




