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日々
沢木が行なった事、単純な理屈である。しかし、それまで誰もそうは思っていても行動しなかった。出来なかったと言う事である。大多数の者に言えるが、無い所から創生する事のいかに難しい事か、そして誰もが、出来あがったそのものを見て、それがあたかも当然のように思ってしまう・・と言うか勘違いをしてしまう。結果として現実に存在するものを見て、それを評価する事は容易い。それこそ自分の言動に責任を持たない(実行責任当事者で無い者)が安っぽい評論をその場でするだけの事、彼等が例えそう思っていたとしても、実行出来る(する)主体側で無い以上、無責任であると言えるだろう。何を言いたいのか明白になっていないので、ここはそれまで。
翌朝、すこぶる良い天気だった。
朝早く沢木が顔を出した。どうやら出張からの帰りのようだった。
「お早う御座います、じゅんさん。」
洋司がコーヒーを出す。




