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日々
松本と洋司も居た。沈痛な面持ちで座っている。
由香里には、優しかったあの笑顔しか思い浮かばない・・
「かーおいちゃんに・・うち、一番にこうやって歩けるようになったん見て欲しかった・・うう・・」
後は言葉にならない由香里。く・・親族も堪え切れず泣いた。とりも、ヤマチューも同じだった。
そして、葬儀が終わる頃、ヤマチューは車のトランクから何と・・放鳩籠を出して来る。
「お・・おい」
松本が声を掛けたが、
「川滝さんの霊柩車が出たら、ここで放鳩する。川滝さんの作出鳩やきん、3羽とも春に700キロレースまで経験した。魂を四国へ連れて帰って貰うんじゃ」
「ほうか・・」




