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日々

 フェリーボートの一室に入る、とり、ヤマチュー、由香里。とても眠る事は出来ない。無言の3人。思いは皆同じだった。とりが、


「とにかく・・寝るど。寝られんかっても寝るど・・ええの」


 とりの眼からも既に涙が毀れていた。誰よりも理解者で、相談事にも快く乗ってくれ、東予連合会の屋台骨であり尊敬して止まない競翔家であった。その川滝が、連合会を離れ、兵庫県に引越し・・一度もその後会った事は無かった。

 まんじりとも出来ないフェリーボートの夜を過ごし、赤い眼をした3人が。ヤマチューが自分のほっぺたを赤くなる位強い力で叩いた。ここで睡魔が襲い、運転を誤ってはいけないと言う思いからだった。

 そして、川滝の葬儀会場へ・・

 沢木が出迎えた。


「突然急変したそうじゃ。足はかなり前から悪うされとったんじゃきんど、体調は良かったり、悪かったり・夏の暑さにやられたんかのう・・すっかり食欲が落ちとったそうじゃ。間に会うた。さあ、かーおいやんを見送ってくれ」

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