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日々

 木工館の新川、善さんと談笑する沢木だった。


「年甲斐もう、仕事以外の事で激してしまいましたわい。自分で押さえよう思うとったんですきんど、あかんかったですわ。仕事人間、伸び行く押せ押せモードに入っとるもんには、自分の足元は見えんもんですきんど、典型的なタイプですわ、あの人は。ほやきんど、幾ら他人の娘とは言え、わしんとこの従業員。まして、偶然が無かったら命を落しとった言うとこまで追い詰められた美香ちゃん見ては、善さんを慕うてあなん仲良うしとった姿もあるし、由香里ちゃんの親友でもあるし、ほっては置けなんだです。かなり前からアンテナは立っとったんで、わしなりに実母の事も調べ、離婚の理由等も聞いとりました」

「沢木・・お前もとうとうそう言う境地に入って来たか・・嬉しい思うで。それこそ、新川家具精神や、なあ、善さん」

「よう救うてくれた。美香ちゃんも実母と過ごすんが一番やろ。礼を言うで。あの娘は淋しい思いをずっとしてたんやもんなあ」

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