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日々
霧島栄子が魔法使いのようだと、沢木の事を形容した。植物だってそうである。沢木は、栄子が集めて来た植物を一瞬で覚え、自分も出かける時にどこかで採取して来て、鉱物と一緒にこの博物館に加えられている。それは、霧島も同感であった。
「そうなんだよ。鉱物だって、私よりひょっとして詳しいかも知れないし、幾多の論文にも非常に鋭い踏み込みをされている。間違いも幾つも発見されているからね。本当にスーパーマンだ。S工大の香月博士ともお知り合いだと言うし、考古学でも名高い*脇坂博士とも面識があるそうだしね。その上で、確かにここの環境は素晴らしい。人を魅了し、心を落ち着かせ、なごませる本当の里山だと思うよ」
「栄子、美香ちゃんと交代しよう。由香里ちゃんの所でおしゃべりの時間を」
「はい」
*清治の能力




