1833/3046
日々
「売上げが、未だ残暑厳しい時で野菜も果物も少ない時期じゃのに、駅は伸びとりますねえ・・」
田村が、
「はは・・今も霧島さんと話しとった所です。美香ちゃんの商売上手は天性のものですかね。実に客の心理を見抜いてますわ」
とりが、
「沢木さんが言われよった、受け売りの言葉なんじゃきんど、人間心が一番。それが充実しとったら、自分の中にあった色んな特技や、才能やらが芽を出す。開放出来る・・そう言われとりました」
「成る程・・彼女は完全に立ち直ったと言う事ですね?」
霧島が言うと、
「この道の駅には不思議な力があります。自然環境、周囲の集落・・沢木さんは、心の病気には一番ここが良いと思われたのでしょう。そして、友人が常に側に居る・・まさか、沢木さんが美香さんの家庭環境まで調べられていて、実の母と暮らせるように電光石火で動かれたなんて、どこまで凄い方なんでしょう。私も驚きを表現出来ません」




