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美香の苦悩爆発
もはや、沢木と佐伯の付き合いは決裂していた。淡い期待を持って沢木の会合をセットしては見たものの、彼は一歩も引かぬどころか、自分の娘の行き末まで口を出して来た。
沈黙が続いた。
「で・・わしにどなん決断をせえ言われるんですかいね。沢木さん。どうやらお付き合いはこれで切れたようじゃきんど、わしもここまで伸し上がって来た男です。まだまだグループを大きいにせにゃならん、わしには目標がある。戻って来んちゅう娘なら、それもしょうが無い。勘当するきん、沢木さん、あんたこそ娘を粗末にしたり、今後不幸に導く事があったなら、わしは容赦せんで」
開き直ったかのような、沢木に対する佐伯の戦線布告に対して、彼は眼をくりっとさせた。




