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美香の苦悩爆発
「ほうですか・・由香里には全く言うて無いきんど、朝、美香ちゃんの車が何でここあるん言うて聞きよったきん」
「ほうか・・かなり前から美香ちゃんからアンテナは出とったんじゃ。由香里ちゃんにも寮に入るんじゃ言うとったし、わしにもその話が来とった。ほやきんど、佐伯さんとこあそこまでとは思わんだきんのう・・」
「・・聞かん事にしときますわ」
「おう、わしも言う気は無い。はて・・ほやきんど、どうするかいのう・・」
沢木も少し困った様子。ここまで佐伯家の事情に足を踏み入れたのだ。勿論このままにしておくつもりも無いし、かと言って、美香の気持ちを無視して自分の意を通す訳にはいかない。人の娘を預かると言うのはそんなに簡単な事では無いからだ。それに職場も・・今の精神不安定な状態の美香を職場に置く訳にはいかない。
「明日から、道の駅に連れて行くわ」
沢木は暫く考えた後、そう言った。洋司が、
「ほうですか、由香里も居るし、それなら・・」
沢木が出した方向はきっと良い方向に行くだろう。




