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美香の苦悩爆発
「まあ、ふふふ」「ははは」
しばらくすると、美香がパジャマを着て出て来た。
「あの・・これ新品じゃったんですけど」
「はは。よう似合うとる。まあ・・美香ちゃん、わしんとこは今娘も居らんし、二人だけじゃ家は。どななぞ?わしんとこで暫く住んで見んか?部屋も空いとる。環の部屋もあるし、なんぼか空き部屋もあるきんの」
「え・・構わんの・・ですか?オーナー」
うんうんと沢木は頷いた。優しい眼だった。
「佐伯さんには連絡した。美香ちゃん、ちょびっとビールでも飲むかいの?」
「あ・・は・・い」
自分の事を何も尋ねようとしない沢木。しかし、何も言わずとも大きな包容力を感じる。そして優しく頼もしいオーナーであった。




