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美香の苦悩爆発
「何・・?」
和子が再び聞いた。
「話は済んだ。まあ・・美香ちゃんが風呂から出たら、これ出してやってくれや」
それは、パジャマだった。
「あんた、それどしたんな・・」
「偶然ちゅうんかのう・はは。道の駅での、新宮のおばちゃんが、娘用にパジャマ買うたんじゃきんど、サイズ違うたちゅうて、由香里ちゃんが着りゃへんかちゅうて持って来たんよ。はは。由香里ちゃんと美香ちゃんならサイズも合うじゃろ。風呂場持って行ってくれや」
「ふふ・・可愛いパジャマ・・あの娘位なら似合うかも知れんね。環や未優のパジャマを出す訳にも行かんしな。今日は私と一緒に寝よか、美香ちゃんと」
勘の良い和子は、何か感じているようだ。それは娘二人を育てて来た母親の母性・感性だろう。
「おう、頼むわ。わしが一緒に寝る訳にいかんでの」




