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美香の苦悩爆発
「わああ・・わああ・・」
沢木の胸で美香が泣く。
「ほうか・・ほうか。我慢しとったんじゃの。わしがもっと早うに動いてやりゃ良かった」
沢木が美香を自分の車に乗せて帰った後、
「あれ・・何か声しよったんじゃきんど・・」
「いや、何も無い」
洋司も八重子もそう答えるしか無かった。
由香里は丁度風呂に入っていたようで、それは由香里、美香二人にとって良かったのかも知れない。
「どしたん・」
和子が、半べそ状態の美香を連れて帰って来たのを見て沢木に尋ねた。
「聞かんとけ・・それより美香ちゃんを風呂に入れてやってくれや、和子。ちょっと落ち着いたようじゃきん」
「あ・・はい」
沢木は、その間に佐伯に電話したようだ。何を話したのかは分からない。しかし、沢木はかなりきつい調子で電話をしていた。




