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静寂の杜

「あ、由香里ちゃん散歩か?」


 とりがカイを連れて白城までやって来た。


「ほな、カイを連れて行ってくれや。番犬になる。わしより、カイの奴は女の子好き見たいじゃ。由香里ちゃんと一緒の方が楽しげな。ははは」

「ま・・うん、カイ行こ」


 尻尾をぶんぶん振って本当に嬉しそうにカイが一緒に・・

 そんな由香里の後ろ姿を見送りながら、とりが喫茶店の中に・


「ちわ・・未だ暑いなあ、夕方ちゅうても、洋司さん」

「おう。今日はもう店じまいかいの、とり」


 洋司が少しからかう。


「はは・・夏場は、余りこの時間は売れんですわ。道の駅以外は」

「あっちは相変わらずじゃのう、忙しいちゅうて由香里も言うとった」

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