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静寂の杜

「ほうか・・寮にのう・・」


 洋司はそれ以上は口を出さず、二人と別れ、喫茶店に戻る。

 何と言うグッドタイミングが、沢木が10日振りに顔を出していた。


「あ、じゅんさん」

「おう、出かけとったんか、よおちゃん」

「じゅんさん」


 洋司は正直な男だ。そして、沢木は常人では無い鋭い洞察力の持ち主。一瞬にして洋司の顔色を読む。


「・・どなんした?何か悩み事でもあるんか?」


 洋司は、正直に自分の気持ちを打ち明けた。


「・・ほうか。美香ちゃんの事かいの」


 沢木の顔は曇る。そう単純な話では無さそうだった。

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