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静寂の杜
成る程、若い女の子で一杯の店で雰囲気も悪くない。洋司がでまかせにそんな事を咄嗟に言った訳では無かった。実はどんな店が時代に即応して、客商売として成り立って行けるのか、それも勉強だと思ったからだ。
この店で出されたケーキは美味しかった。ただ、コーヒーはありきたりでどこでもあるようなものだった。
洋司が小声で言うと、
「ほなん事、お父ん、家で言うて」
少し由香里が睨む。美香が少しにこっと笑う。
「ところで、美香ちゃんは、今じゅんさんとこの会社でどこへ配属になっとんじゃ?」
「うちは、今経理部門です。石川専務の直属です」
「結構忙しい見たいじゃのう・・残業とかあるんかいの?」
「あります。ほんでもオーナーが1時間位に事務の子は残業抑えてそれ以上はさしたらいかん 言うとられますんで。由香里んとこもそうじゃろ?」




