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静寂の杜
由香里は次第に、普通の生活を取り戻して行く。輝く大人の女性としてやはり、若い競翔家達にとってのマドンナ、又道の駅に無くてはならないマスコットガールとして。そして、常に頼りになる兄貴として、とりが居る。
「ははは・・由香里さん。威嚇するカイが怖くて、若い男性が貴女に近寄れないって言ってましたよ」
霧島が穏やかな表情で、由香里と喋っている。つい最近、道の駅に居を移して来た霧島栄子さんも、元キャリア女性(法務省に勤務していた)話題も豊富で、山野草についても博識である。由香里には頼もしく相談出来る相手となっていた。
「ふふ・・良い子ね、カイは。ちゃんと人を見分けてるわ。私にもすぐ懐いてくれたし、可愛い」
ははは・・
この関係はどうだろう・・沢木の所にはどんどん人が集まって来る。
その沢木が、談話中に顔を出した。




