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静寂の杜

「お・・あんた」


 道の駅周辺で何時も散歩する何人かの老人から、由香里に声が掛かる。


「お早う御座います!」

「ああ、おはよう。朝の散歩始めたんじゃの?」

「はい、うち。ボストンマラソンに出るんが夢なんです。ほんで、トレーニングを今から始めるつもりです」


 目を細めながら温和な住人は、


「ほうか、頑張ってなあ。八百屋の大将がちょくちょく連れて来よるきんど、この柴はええ犬じゃあ、ちゃんと、主人を護衛しとる・・」

「え・・」



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