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静寂の杜
うんうんと頷きながら洋司達も、
「勇次君にとっても、健二君達にとっても、それが一番ですわ。ほんで、大阪はどの辺に・・?」
その時、健二と玲子は顔を見合わせた。少し言いにくそうにして・・
「実は・・わし等又沢木さんの世話になってしもうたんですわ」
「え・じゅんさんの?」
玲子が言う。
「この話、じゅんさんから持って来てくれたんです。HZKは最近社員寮を新築して、マンションを建てたそうなんですわ。そこで、旧社員寮になっとった、敷地と、社宅をどうするかと言う話が出て、一部は社員が過ごせるスポーツ施設と、そこの管理人兼住宅に世話してくれたんです。何度も、そなな事して貰うたら、じゅんさんのお立場が悪うなるちゅうて、断ったんですきんど、佐久間会長や、新川元相談役が動いてくれて、この人(健二)マンション管理士を2年掛かりで取得したんですわ。それだったら、文句無しに入居してくれと言う事に・・」




