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静寂の杜
彼の思考する所にある、大きな目的は誰にも量れないものの、甲斐田や佐伯とはかなり違うと言う事だけは確かだった。その沢木は、やはりHZKの大量株を持っている。つまり、現金化して、これから事業をもっと大きくしようと思えば、出来る資金力が沢木にはあると言う事だ。
沢木の話はここまで。由香里に戻る。
「由香里ちゃん」
由香里が、道の駅の休憩時間に、既にかなり建造されつつある、鉱物館の前に立った時だった。
眩しそうに見つめ、声を掛けたのはヤマチューだった。
「あ!ヤマチューさん、え?何で・・」
驚く由香里に、
「はは・・今日はな、鉱物館に資材を運んで来たんよ。アールデコ風の建物を宇和島から運んで来てな、ちょびっとずつここで組み立てるんじゃわ。今日はわしの当番になった」
「ああ・・ほうなあ!あ・・それより、この前凄いええイラスト貰うて有難う。うちお礼早う言わないかん思いよって遅うなったきんど」




